愛媛県で自然素材の家づくりを行う「R.STYLE(アールドットスタイル)」は本物の自然素材にこだわった「無垢の家」をご提供しており、その標準仕様としてセルロースファイバーを断熱材に採用しています。
なぜセルロースファイバーなのか?
現在、住宅の断熱材として主流なのは、グラスウール、ロックウール、発泡ウレタンの3種類です。しかし、R.STYLEが選んだのは、新聞紙を原料としたセルロースファイバーです。その理由は、セルロースファイバーが持つ断熱性以外の優れた付加性能にあります。
昔から湿気の多い日本では、土が断熱材として使われていました。これは、単に断熱するだけでなく、湿気を吸ったり吐いたりして家を湿気から守り、シロアリなどの被害を防ぐ役割も果たしているからです。家の寿命を延ばすためには、この「家を湿気から守る」という役割が日本の家には不可欠だと考えます。
セルロースファイバーの7つの長所
- 吸放出性能: 湿気を吸ったり吐いたりする性質があり、日本の気候に適しています。主流の3種類の断熱材にはこの性能はありません。
- 高い防火性: 新聞紙が原料ですが、ホウ酸の効果により燃えにくく、有毒ガスの発生もありません。石油製品である発泡ウレタンは燃えやすく、有毒ガスを発生します。
- 防虫効果: ホウ酸の効果で防虫効果があり、シロアリなどから家を守ります。主流の3種類にはこの効果がなく、発泡ウレタンはシロアリに食べられることもあります。
- 優れた防音効果: 高い防音性能を持ち、外部の騒音や室内の音漏れを軽減します。主流の3種類には防音効果があまり期待できず、特に軽い発砲ウレタンは音が漏れやすい傾向があります。
- 環境に優しいリサイクル性: 解体時に処分費用がかからず、再利用が可能です。他の断熱材は再利用が難しく、特に現場発泡ウレタンは柱などに密着するため、木材の再利用や焼却も難しく、解体費用が高くなることがあります。
- 低環境負荷: 製造時のエネルギー消費やCO2排出量が少なく、地球環境に非常に優しい断熱材です。主流の断熱材は製造過程で大量のエネルギーを消費する加熱や溶解工程が必要です。
- 地震に強い: 大きな地震で揺れても割れたりせず、断熱性能や気密性能の低下がありません。発泡ウレタン断熱材は地震で揺れると割れが生じ、断熱性能が落ちる実験結果があります。
長年の実績とコストダウン
代表である私は、以前の会社で25年前からセルロースファイバーを採用しており、愛媛県での施工実績は200棟以上に上ります。長年のお付き合いのあるメーカー様との連携により、この度R.STYLEもメーカーの施工工事店となり、材料を工場から直接仕入れをして自社施工することで材料、工事費と両方共中間マージンをカットしてコストダウンを実現。これにより、セルロースファイバーを標準仕様としてお客様にご提供できるようになりました。
こちらは防音実験の動画になります!
松山市土居田町ドンキホーテ松山店隣、人気のベーグル屋さんノルンさんの
あるハナミズキビルの2階にある自然を感じる無垢の家ショールームで
セルロースファイバーの防音、防火実験など体感できます!
次回は、セルロースファイバーの弱点や誤解されがちな点についてお話ししますので、ぜひご覧ください。